今回は、以前より何度かワードとして出てました「ワーク掴み装置」について、先日に無事出荷しましたのでご紹介します。
出荷前には当社にて、対象となるワークを実際に掴み上げてのお客様立会があり、その時の様子を掲載出来れば一番良いのですが、諸事情もあり装置のみの写真となります。
本機は試作機であるため、電源の供給方法や操作方法(押釦又は無線等)については、まだ確立されておりません。(この後、お客様のご要望に応じて対応していく予定です。)
装置としては、上部のリングに天井クレーンのフックを入れて吊下げます(写真は、出荷前にリングを傷つける事が出来ないため、ナイロンスリングを介して吊下げています。)。
パワーシリンダーを配置し、リンクプレートにて下部のアームを左右に動かします。(反対側のアームは固定です)
アームの先端には、ワークを掴むためのピンが出ており、ワークに押し当てて掴みます。掴む時にはワークの姿勢が一定でないため、ナックルジョイントのように球体を組込、自在な稼働を可能にし対応しています。
自在な稼働を可能にするために、球体やそれを受けるブロックの材質であったり、先端ピンの材質や熱処理であったり、少々奥深い部品も少なくありません。
仕様としては、角形形状物で最大 12000kg , 掴み幅 350~450mm といったところです。
最後に、格納架台も製作しましたので、格納架台と格納した時の写真を掲載します。
今後、仕様をアップし天井クレーンを含めての製作に話が進みそうなので、楽しみの一つとなりそうです。
次回は、本職から離れて、事務所内のある変化した事について更新したいと思います。








