暑い暑いと言っていたのがついつい先日の様な? 12月も中旬にもなると、やっぱり雪が降るんですね。
先日には積雪もあり、県内の山間部では除雪車も出動したとか……。
今年の冬は、「大雪では」と囁かれていますが、「どうか、ドカ雪だけは堪忍して!」(本音です)
さて、当社は自動倉庫を手掛けている某メーカ様とお取引させていただいている事より、自動倉庫に付帯する自動搬送台車の製作・組立を年間通じて数件行っています。
今回は、その自動搬送台車の製作途中で使用した材料に着目しました。
台車を直進走行させるためにガイドを設けたりするのですが、そのガイドに使用した材料が次の写真です。
両方共普通の溝形鋼に見えますが、右側はフランジの内側が斜めでは無く真直で、「平行フランジ溝形鋼」と言うものです。(左側は、普通の溝形鋼です)
同種の溝形鋼と比較しても、機械的性質で見劣りする事も無く、しかも鋼重が軽いんです。
フランジ内側が真直であるため、ガイドローラーを溝の内側に面で走らせる事ができて、ガイドに非常に適した材料です。
ステンレスではこのような材料があるのは知っていましたが、通常の鋼材でもあるとは知りませんでした。(まだまだ、勉強不足です。)
以下は、製作途中の写真です。
台車を仮にセットした状態です。手前に平行フランジ溝形鋼があり、台車より青い色のガイドローラーがはまり込んでいるのが分かるでしょうか。
因みに、台車がセットしてある製作途中の架台のようなものですが、「親台車」になります。最終的には複数の車輪が組付き、走行します。
セットした台車は「子台車」となり、親台車が子台車を積載し走行するシステムになります。
こちらは、子台車よりワイヤーで吊下げられる、「昇降装置」になります。
「親台車(X方向)」「子台車(Y方向)」「昇降(Z方向)」で1つの自動搬送台車となります。
自動倉庫と一括りに記していますが、色々なタイプやシステムがあり、それに伴って付帯する自動搬送台車も各種あります。
都度、掲載していこうと思います。年内のブログ更新はここまでとなりそうです。
本年も多くのご支援とご協力を賜り、1年を無事に過ごす事ができそうです。ありがとうございました。
皆様には、寒さに負けず、お体ご自愛していただき、良いお年をお迎えください。それでは!!